歯ブラシなどを用いて行う予防は、虫歯・歯周病にかかわらず大切なことです。当院でお薦めしている物をご説明します。
タンデックス・ソロ(ELVA)
スゥェーデンのイエテボリ大学歯周病科で古くから薦められている、プラークコントロールの必需品です。
一番奥の歯(親知らず等)の裏側、孤立している歯、矯正装置の周囲、お母さんによる子供の仕上げ磨き、老人の介護用歯ブラシ、吐き気がひどく奥歯まで磨けない方などに最適です。
TePe IDブラシ(ELVA)
歯間ブラシは、歯周病の必須アイテムです。IDブラシは、歯肉を傷つけないようにワイヤーにプラスチックコーティングがされています。また太さは、0.4~1.3mmと8サイズあります。市販のSSS(3S)は0.6~0.7mmですから、0.4mmは4Sに相当し国内ではお目にかかれないサイズです。
しなやかな弾力性を有しているのでワイヤーが折れにくく、大きめのハンドルは持ちやすくなっており奥歯に届きやすくなっています。
3in1フロス(J&J)
ブリッジなどつなげてかぶせてある差し歯のうち、歯の無い部分と歯肉の間を磨くために使います。この部分はブリッジを外すと必ず、床ずれのように赤く腫れています。歯間ブラシは通しにくいため、タオル地のようなフロス部分が非常に有効です。
チェックアップジェル(ライオン)
歯の表面に吸収されフッ素コーティングされ、虫歯の酸から歯を溶けにくくするための、自宅用口腔ケア用品です。研磨剤は入っていないため茶渋が落ちないので、これだけでは次第に黄ばんできます。歯磨剤と併用することをお勧めします。
MIペースト(GC)
歯は、1日中食事をきっかけに脱灰と再石灰化を繰り返しています。つまり歯からカルシウムやリンが抜けてしまう事です。
出て行ってしまったミネラルは補給しなければなりません。出て行った分の数十倍のミネラルを含んでいるペーストがMIペーストです。